【愛知県 安城市老連】編集冥利に尽きて…完成しました…

2012 年 8 月 1 日 水曜日 投稿者:wakkie

こんにちワッキーです(^_^)/

前回ご紹介した、愛知県安城市老連の「美農里」(みのり)。
最新号が完成しました!

今号の表紙です

さて、文芸誌と言っても過言ではないこの「美農里」には多数の俳句が投稿されていますが、ここでワッキーは思います。

「ただ並べられ、数多くの作品の中の一つとしてだけ発表されているのはもったいない。一句一句に思いがこめられたこの俳句たちを、少しでも多くの方に紹介できないか…」

そこで思いつきました。
名付けて『ワッキーが感動して勝手に選んだ俳句ベスト3』!

このコーナーでは、その名のとおり、ワッキーが勝手に選んで感動した俳句をご紹介します。『ベスト3』となっていますが、文芸作品というものは読者によって捉え方や感じ方が違いますので、これはあくまで私にとって『感動した3つ』ということです。

まずはこちら。

『探梅や杖突く姉の後ろより』

ある女性会員の作によるこの俳句。一緒に梅を探しながら、歩いているうちに作者のペースが少し早くなってしまい、後ろからくるお姉さんを待っているのでしょうか。杖を突くお姉さんに不憫さはなく、むしろ、春の陽気の中にあるおだやかさが伝わってきます。一見何気ない日常の光景に見えますが、ともに長い人生の時間を過ごしてきた姉妹の中に流れる愛情がこめられた作品だと思います。

次はこちら。

『空青く生きよ生きよと桜散る』

桜が散るとき、つい感じてしまうのは寂しさです。あれだけ綺麗だったのに、風に散ってしまう桜。しかし桜が散るのは、その後に青葉をつけるためで、青葉をつけるのは、次の春にもう一度綺麗な花を咲かせるためだと考えたとき、その寂しさは希望にもなりえます。空の青さもあいまって、希望にふさわしい色彩を表現した作品だと思います。

最後はこちら。

『全盲の友と触れ合ふ藤の花』

世界にはいろいろなものがあります。私たちは生きていく中で、そのほとんどを「見て」判断しています。しかし、見えなくても感じることができる世界というものがあります。それは、見え過ぎるために聞き逃している生き物の鳴き声であったり、知らないところで咲いている藤の花の香りではないでしょうか。作者の友はその素晴らしさを知っていて、私たちが知っているよりも美しい藤の花を想い描いているにちがいない。忙しく日常を過ごす私たちにふと何かを気付かせるようなひとコマを表現した、絵画的な作品だと思います。

以上、独断と偏見でご紹介しましたが、みなさんはどのように感じられたでしょうか。
まだまだ多くの作品があってご紹介したいのですが、今回はこのへんで終わりたいと思います。

今後とも良い作品との出会いを楽しみにしています。
ワッキーでした(^o^)丿

コメントは受け付けていません。