【日本コミュニティ】母の日に思う「食」のありがたみ

2012 年 5 月 15 日 火曜日 投稿者:t-admin

こんにちは、ナデシコです。
5月の第2日曜日(13日)は、『母の日』でした。

 

現在は引退しましたが、私の母は以前、飲食店をしていたため、料理が非常においしいのです。
プロっぽい凝った料理ではなく、いわゆる“おふくろの味”が人気でした。

そこで、ここ数年よく聞くようになった「食育」について考えました。
「食育」という言葉、以前はあまり耳にすることがなかったと思いませんか?

それもそのはずで、平成17(2005)年の7月に、「食育基本法」が施行されたことから、広く使われるようになったようで…わりと最近のお話ですね。

「食」の重要性が、昨今見直されたのには様々な理由があるようです。

例えば、忙しい両親にお金だけ預けられた子どもが、塾や習い事の帰りなどの遅い時間に、自分の好きなものだけを食べるなど、いわゆる孤食、偏食の問題。

 また、やせたい願望から拒食症に陥るなど…

……栄養のかたよりや不規則な時間での食事、またコミュニケーション不足などで、心理的にも問題があるようです。

現代は、食料事情がよくなり、選択肢も増え、食の多様化も進み、最近では家族それぞれの好みで別メニュー、なんて家庭もあるようです。

 

かつては、家族が集まり母親の手料理で食卓を囲むことが普通だったように思います。
たとえ、おかずが質素であったとしても、母親の愛情のこもった料理は、心を和ませます。

 

 つまり、「食育」とは、心を育てる教育なのですね。

それと合わせ、食の多様化で伝統的な日本の食文化が失われないよう継承していくことも大切な教育のひとつです。
老人クラブの女性部では、伝統的な日本食を広める活動をされているところが多く、若い世代に引き継いでいくのは、やはり食の大切さを知っている老人クラブの方々なんだな、と思いました。

母の日に、改めて母親のありがたみを感じた、編集6号でした。

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