【ニチコミコラム】自分の事だと考えて

2018 年 6 月 18 日 月曜日 投稿者:ニチコミ

こんにちは。Mr.Tです。

 実家に暑中見舞いのデザインをしようかと電話した時に、自分の父が「終活を始める」と聞いた時には、正直な話驚いた。

 父は、昔から頑固で怒りやすく、昨年末にもくだらない事で私と取っ組み合いの喧嘩をし、妻と弟の嫁を呆れさせる位、良い意味でも悪い意味でもエネルギッシュだった。

 そんな父も今年で70を越える。趣味はゴルフ位だが、腰と腕を痛めて、練習に時間を費やしている様子はだいぶん減ったと聞く。

 思えば会う毎に覇気を感じなくなった。自分も同時に40歳の完全な中年だ。いずれは自分もそうなるのだと思う様になった。

 

 自分が歳を取るように当然周りも歳を取っていく。

 自分が好きだったスポーツ選手、俳優が引退、急死などのニュースを見ていくと、時代がどんどん流れている事が実感できる。当然その時間の流れの中には自分もいるわけで、高齢者問題とは、本当は「自分の問題」でもあると思う。

 

 仕事の中で、私たちがどんなに「高齢者の事を思って」と声高らかに行動をしてもどこかでそれは、他人に対しての打算的な行動なのかもしれない。

 本当の意味で「相手の事を考える」は、「自分や自分の親に何が必要で、何をしてもらえば満足できるか、納得できるか」を考えて行動していくことが重要なのだと思う。

 

 今、高齢者に需要が高まっている事業の殆どは、全て本来、僕らが持っている欲求と同じである。健康、美容、食事はては恋愛など、多様な考えこそあれど、若い世代と何ら変わりなく高齢者もそれらの欲求を持って、それらにお金を費やしていると考えると、これからのニチコミや関連事業所で様々な企画を立ち上げる際に必ず繋がるのではないだろうか。柔軟な考えは常にシンプルな欲求から発生する。

 高齢社会は今この瞬間にも待った無しで迫ってきてる。

 自分の危機と思い動いて行く事が自分の利益、会社の利益になると思って動こくことが大切だ。

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