【横浜市老連】居場所をつくろう

2012 年 3 月 2 日 金曜日 投稿者:t-admin

みなさん、こんにちは。
編集3号・なおたんです。

さて。みなさんには「居場所」、ありますか?
改めて尋ねられると困りますよね。

平成23年度から全国老人クラブ連合会(全老連)では、友愛活動の新しい取り組みとして「居場所・たまり場づくり」を提唱しています。

いままでの友愛活動は、独居高齢者や寝たきりの高齢者のお宅を訪問したり話し相手になったりすることで見守ってきました。これからはその活動にプラスして、引きこもりがちになる高齢者に外出する機会を、老人クラブで作っていこうと取り組むのだそうです。

それは「老人クラブ版サロン」というそうです。

横浜市老人クラブ連合会は2月28日から3月1日までの3日間、友愛活動研修会をうらしま荘で 開き、「居場所・たまり場づくり活動について」というテーマでグループ討議を行いました。

私がお邪魔した2月29日は、西区、南区、旭区、港北区、磯子区、栄区の地区友愛活動部会代表者と市老連友愛活動委員会委員の方が集まり、この新しい活動に取り組んだ結果を情報交換し、問題点や 課題を探りました。

同じグループになった人の事例を熱心に聞く


横浜市は18区ありますので、区ごと、地区ごとでさまざまな事情がうかがえます。

町内会館や自治会館が無いので活動が出来ない、民間の施設を借りるのでお金が掛かるという、場所についての悩みや参加者が集まらないという悩み、サロンを開設しても内容をどうすればいいのか…。

一方で「妻が亡くなったので自宅を使っていいよ」と、サロンの場を提供する人や、空き店舗や廃校になった学校の教室を利用しているという事例も聞かれました。

内容も、カラオケや囲碁、編み物教室など、工夫をしていますが、中には「落語や手品が出来る人に協力をしてもらっているが、ネタ切れに困っている」という声も。

「居場所」とはなんでしょう。

家庭、職場、趣味の場、友人たちとの交流の場、老人クラブ自体も「居場所」と言えそうです。

震災以降、「絆」という言葉がクローズアップされていますが、孤独な人が増えているのも現実です。

人生の終盤に自分自身をふと振り返ったとき、「あれ?もしかして、私には居場所がない?」「私って、孤独???」と気付いてしまったら、ちょっと外へ出てみませんか?

ひとりになることは、だれにでも起こりうることでしょう。絶望して引きこもることはありません。

こんなに大勢の老人クラブの会員さんたちが、ひとりになった人の「居場所」のために悩んで試行錯誤をしているのです。

どこかに、自分に合った居場所が見つかるかもしれません。

どんな人生を送ってきたとしても、ちょっとお茶をしてお話をするだけでも「ここが私の居場所です」と笑顔で答えられる場所があったら、幸せなことではないかな、と思った3号でした。

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